この記事では「イラストレーターはやめとけ」と言われる理由と対策を解説していきます。
「イラストレーターはやめとけ」と言われてしまう主な要因は収入の不安定さや低単価ですが、収入を増やし安定させることで対策ができるのも事実です。
イラストレーターとして生きていけるのか不安な方、収入の安定のさせ方を知りたい方はこの記事をチェックしてくださいね。
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「イラストレーターはやめとけ」と言われる5つの理由
「イラストレーターはやめとけ」と言われる5つの理由について解説していきます。
- 収入が安定しにく
- 案件獲得方法がわからない
- 単価が低い
- 競合が多い
- AIイラストの台頭
理由1:収入が安定しにくい
イラストレーターは会社員のように固定給ではなく、基本的に出来高制です。
つまり、描いた数や納品した数、案件の質によって収入が大きく変わってきます。
特にフリーランスの場合は、営業・納品・修正対応などすべてを一人でこなさなければなりません。
実際の平均年収は、副業で月10万円程度、本業でも平均で約460万円前後(厚労省統計より)とバラつきがあります。
案件数が少ない月には生活が厳しくなることもあり、「安定しにくい」というのは確かに事実なんです。
やっぱり安定を求める人にとっては、なかなか難しい世界かもしれませんね。
理由2:仕事の取り方がわからず稼げない人が多い
仕事の取り方が分からず、イラストレーターとして活動が止まってしまう人は意外と多いです。
特に「どうやって仕事が来るの?」という疑問が解決できないまま、諦めるパターンも少なくありません。
SNSで発信してもなかなかフォロワーが増えなかったり、クラウドソーシングで案件が取れなかったり…。
そもそも、案件を獲得するためには「誰に向けて、どんな価値を提供できるか」を明確にする必要があります。
ただ絵を描くだけではなく、マーケティングやビジネスの視点も求められるのが今の時代なんですよね。
「絵だけ描ければいい」ってわけじゃないのが現実です。
理由3:低単価の案件で疲弊する現実
クラウドソーシングなどで募集されている案件は、1点あたり2,000円~5,000円とかなり低単価なものもあります。
そのうえ、「修正何回でもOK」といった内容も少なくなく、時間ばかり取られてしまうことも…。
結果、時給換算したら500円未満なんてこともあるんです。
さらに、低単価の案件ばかりを受けていると、実績になりにくく、次のステップに進みにくくなるという負のループに陥ります。
このあたりが「稼げない」「やめとけ」と言われる一番の原因かもしれません。
最初は仕方ないけど、ずっとこの状態だと確かに心が折れちゃいますよね。
理由4:競合が多い
ネット環境が普通に整備されている現在は、作品を発表するというハードルがとても低くなりました。
SNSやネットを検索すれば無数のイラストに出会うことができます。
以前のように出版社などにポートフォリオをもって面接を受けることもなく、作品を多くの人に見てもらう機会が増えています。
さらに中学生や高校生など若い年代からイラスト投稿をしていて頭角を現す人も多くなりました。
それだけ競合も多くなっているということです。
理由5:AIイラストの台頭
ここ数年、AIによる自動生成イラストが急激に増えたことで、「イラストの仕事はなくなるのでは?」という声も増えてきました。
確かに、特定のスタイルや単純な構図のイラストであれば、AIでもそれなりのクオリティで描けるようになっています。
しかし、オリジナル性や感情表現、ピンポイントでクライアントの要求に答えられる表現など、まだまだ人間の表現が必要とされる場面も多いのです。
AIはあくまで“道具”として使いこなすべきであり、イラストレーターという職業そのものが消えるわけではありません。
AIにできない仕事をすることが大切ですね。
「イラストレーターはやめとけ」と言われないための5つの対策!
ここからはイラストで仕事を続けていくために必要な具体的な5つの対策を解説します!
- 複数の収入源を作る
- 自分の強みを生かしたブランディングをする
- 仕事を取るための発信を習慣化する
- 市場とニーズをリサーチする
- 参入ジャンルを変更する
対策1:複数の収入源を作る
イラストレーターは収入が不安定で、月によって収入が大きく上下することも少なくありません。
だからこそ「1本柱」に頼るのではなく、複数の収入源を持つのが安定への第一歩なんです。
たとえば、こんなふうに組み合わせてみるのもひとつの手です。
- クライアントからの受注(単発案件)
- イラスト素材サイトへの出品(ストック型)
- 自作グッズの販売(SUZURI、Boothなど)
- オンライン講座の開講やnote販売
- SNSやブログでの収益化(広告やアフィリエイト)
上記のように複数の収入源を確保しておくと、ある収入源が減ったとしても他が補ってくれる状態を作れます。
特にストック型の収益は単価が低いですが、一度作ってしまえば少しずつ積み上がっていくので、ボツになった作品をアレンジして登録するなどすれば副収入としてとても頼もしい存在になります。
私も素材サイトで数年前にアップしたイラストがいまだに売れていて、地味に助かっています。
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対策2:自分の強みを活かしたブランディングをする
イラストの世界は競争が激しく、「誰にでも描ける絵」だと選ばれにくい時代です。
だからこそ、「この人にしか頼めない」と思われる“強み”が必要。
そしてその強みを外に向けて伝えていく「ブランディング」が超重要なんです。
強みって言うと難しく聞こえるかもしれませんが、たとえば…
- 優しい雰囲気の動物キャラが得意
- カッチリしたビジネス用の図解イラストが描ける
- 女性向けのファッションイラストに特化している
など、なんでもOKです。
自分の過去の経験や、趣味からヒントを得るのもおすすめ。
「ママ目線の育児イラスト」とか、「サラリーマンあるあるネタの漫画」とかも立派な強みです!
そのうえで、SNSやポートフォリオ、プロフィール欄に「誰に向けて、何を提供できるのか」を明確に書きましょう。
「ブランディング=あなたの魅力をちゃんと伝えること」なんです。
対策3:仕事を取るための発信を習慣化する
イラストレーターは絵だけ描いていても、仕事は来ません。
特に駆け出しのころは、「自分から動く」ことが必須です。
だから、営業や発信を“日常に組み込む”ことが何より大切。
たとえば、こんなアクションをルーティンにしてみましょう👇
- 毎週1社にポートフォリオを送ってみる
- 毎日SNSで1枚投稿してみる
- 毎月、過去のクライアントに「近況連絡+提案」をしてみる
最初は地味だし、反応がなくてしんどいこともあります。
でも、コツコツ続けていると、ある日突然「ずっと見てました!依頼したいです」と連絡が来ることも。
私も運営する素材サイトに作品を投稿してSNSにも載せていたところ、「イラストをお願いできますか?」という連絡がありお仕事につながりました。
「どこかで誰かが見てる」と信じて、行動することがチャンスへの第一歩です。
対策4:市場とニーズをリサーチする
イラストの世界にも「トレンド」があります。
たとえば、「ゆるかわ系」が流行ってたり、「韓国風イラスト」や「アニメ塗り」が流行ったり時代に合わせてニーズは変化しています。
だから大事なのが、「今、何が求められているのか?」を常にリサーチすることです。
- イラスト素材サイトでよく売れてるテーマは何か
- SNSで伸びてる絵の共通点は?
- クラウドソーシングでよく見かける依頼内容は?
など、アンテナを張っておくことが大切です。
もちろん、自分のスタイルを持つのも大切なので、自分のスタイルに「今のニーズ」を少し掛け合わせることで、選ばれる確率はぐっと上がります。
いわば「自分らしさ×需要」で勝負するイメージですね!
Pinterestも市場を知るのには良いと思います。
大差う5:参入ジャンルを変更する
イラストというジャンルは基本的には低単価な案件が多いのが現実です。
なので収入を上げるために一番簡単なのが、ジャンルを変更するということです。
絵を描くスキルを使って単価が高くなる動画ジャンルに参入するという考え方です。
例えばVtuber制作や、MV動画などはイラストと動画を掛け合わせることによって、イラスト単体よりも高単価で販売することができるようになっています。
スタンプやGIF動画などもありますね。
このようにイラストスキルに動画スキルを掛け合わせていくと単価を上げられます。
【イラスト×動画】で私が1番高単価で獲得できた案件は【お絵かきムービー制作】でした。
お絵かきムービーも絵を描くスキルに動画のスキルを掛け合わせたジャンルです。
お絵かきムービーはただの動画ではなくストーリーテリングの手法を使って観る人を魅了していきます。
そのため企業やひとり起業家の方の商品紹介や熱い想いを伝えるために活用されています。
お絵かきムービーの作り方をマスターすれば一気に高単価案件(お絵かきムービーは協会で販売価格35万円以上と決められているため、低単価案件にはならない仕組みです)を獲得できます。
お絵かきムービーの作り方から販売する方法まですべてを知ることができるスクールがあるので、興味のある方は下のURLから無料ワークショップをチェックしてみてください。
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私がお絵かきムービーの作り方を習ってどのくらい稼げるようになったのか?などの体験談は下の記事にまとめてありますので、ぜひチェックしてください。
「イラストレーターはやめとけ」と言われる理由と対策のまとめ
- 収入が安定しにく
- 案件獲得方法がわからない
- 単価が低い
- 競合が多い
- AIイラストの台頭
上記のようにイラストレーターはやめておけと言われる理由の根底には収入の低さと不安定さがあります。
なのでまずは収入の安定を目指すと良いでしょう。
副業から始めて、本業にシフトしていくのも大きな選択肢のひとつですし、スキルを掛け合わせれば高単価のジャンルに参入することもできます。
周囲の言葉に惑わされず、しっかりと目標を持って行動して自分の手で切り開いていってくださいね。
